• 読み:にんげん

おおむねホモ・サピエンス・サピエンスのこと。

多くのTRPGでは、ルール上も世界設定上も平均的な能力を持ち比較的繁殖能力に優れており、多様性のある種族であるということになっているようである。また、動物と比較すると肉体的能力では原則としてかなり劣ると考えられているようだ。

実際には脳の発達と道具の作成・利用を除いても人間は比較的高性能の肉体を持っているらしい。二足歩行・汗腺の発達などにより長期間高速移動能力は地上性の動物としては卓越している。また長期追跡型の捕食獣(同様の生活パターンを持つのは犬科)としては最大の体格であるばかりか、常時直立二足歩行をしていることから体格による威嚇能力では人間を上回る地上動物はごく一部 (馬と同等であり、より大きいのは大型草食獣の一部と熊、最大級の猫科など) である。肩の構造によりものを遠方に投擲する能力を保有している事実上唯一の動物であり、聴覚はレンジが広くていい能力に優れてあるうえに、大音響への耐久力が卓越している。視覚も地上動物としては分解能・定位能ともに最高クラスであり、夜間視力が低めであるかわりに色彩の識別能が優れている。水泳能力も陸棲動物としては非常に優秀であり、意図しての潜水活動を行うことができる。霊長類としては珍しく耐寒性にも優れ、険しい土地や急傾斜でも移動できるため、地球上の広い環境に適応して生活することが可能である。

欠点は神経系が発達しているためにショックに弱いことがあること、直立歩行のために内蔵を前面にさらしていること、嗅覚が非常に劣っていること、脳が発達しているために酸素と良質の栄養を要求する度合が高いこと、固有の武装・装甲に劣ること、瞬発力が低めであること、短距離の移動速度がかなり低いことなど。